年頭のご挨拶
- 2024.1.5
新年あけましておめでとうございます。
昨年は一般社団法人JARAグループ活動へのご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
さて、2024年は甲辰(きのえのたつ)。ゲン担ぎではございますが、皆様の日々絶えまぬ事業改善の取り組みが大きく育ち、有形・無形を問わず、
成果になる一年だと確信しています。
我々JARAグループが目指す目標は、根幹である相互流通・相互成長を軸にした各社の発展と自動車リサイクル業界全体の発展-利他(公の利益)です。
昨今SDGs等の環境意識の高まりとともに、自動車の産業構造の変化や脱炭素の流れが加速しているなかで、日本・世界でリサイクル・リユースの価値が
あらためて着目されています。
安定的なリサイクル部品の生産・提供はもちろんのこと、それぞれの地域・利害関係・業界を超えた連携こそが静脈産業を支える我々の社会的責任であり
存在意義であると認識しております。
これまで以上に、数多くの業界団体様、また、整備や鈑金等の団体様との交流を深め、低炭素社会の実現と社会・産業の持続的発展に貢献すべく、
自動車リサイクル部品の活用拡大と環境価値の向上を目指してまいる所存です。
そのために、今年は三大信条である「人」の教育に一層注力してまいります。
SDGsの時代では、企業に対して積極的に環境保全の視点を経営に取り入れ、新たに企業価値を創出することが求められています。
JARAグループでは、若手経営者を主軸にあらたに環境委員会を立ち上げ、環境に配慮した会員各社の企業経営や社員育成、採用活動への支援体制を構築します。
経営者自身が既存の枠組みに囚われない自由な発想や新しい視点を取り入れ、各社が「質の高い企業」への成長を遂げられるために、環境委員会の活動が
次世代に向けての学びの機会となりますと幸いです。
また、先端の自動車部品知識や技術の向上につきましては、引き続き、経営者だけでなく実務者向けにも研修会や会合を開催し、会員同士の情報交換を図ってまいります。
長くなりましたが、我々、一般社団法人JARAグループは、「自動車リサイクルを通じて世界に貢献する」という理念を見つめなおし、
「業としてあるべき姿(大義)」の実現のために、今年も三大信条の一つ「人・企業・商品のレベルアップ」を基に、人を育み、企業を育み、より良い商品を育み、
お客様にご提供させて頂き、これからも社会に必要とされる団体とするために、より一層の発展を目指していきます。
皆さまが実りの多い年となりますことを祈念し、私からの年頭のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年1月吉日
一般社団法人 JARAグループ
理事長 川島 準一郎